社長あいさつ - 代表取締役 社長兼CEO クリストフ・アヴネルより
日頃よりアクサ・ホールディングス・ジャパンをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。1817年にフランスで創業したアクサグループは、世界52の国において15万6千人の従業員が、9,200万人以上のお客さまにサービスを提供する、世界有数の保険グループです。
2026年4月、アクサ・ホールディングス・ジャパンは新たな経営体制へと移行しました。前代表取締役 社長兼CEOの安渕聖司が取締役に就任したことに伴い、これまで取締役 副社長を務めていた私が代表取締役 社長兼CEOとしてその重責を担うこととなりました。
現代社会において、保険はお客さまや地域社会に保障と安心を提供し、長寿やウェルビーイング、気候変動への影響、マクロ経済の安定に至るまで、私たちが直面する主要な社会課題に取り組むうえで、これまで以上に重要な役割を担っています。アクサは、これまで培った専門性や経験、ノウハウを最大限に活かし、私たちのパーパス「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」を体現すべく、多様な取組みを進めています。
2024年にアクサグループが立ち上げた現行の3ヵ年新戦略計画「Unlock the Future」では、「本業による高い成長の促進」、「保険業務の高度化と効率性の向上」、および「アクサの社会的役割の拡大」を掲げています。2025年は計画の2年目であり、成長と変革において初年度に続き確かな進捗を遂げました。アクサグループの国際会計基準での売上高は対前年比6%増の1,160億ユーロ、基本利益は同6%増の84億ユーロとなりました。さらに、保険金の支払余力を示すソルベンシーII比率も224%という高水準を維持しました。この堅調な業績と強固な財務基盤が、現戦略計画の最終年である2026年においても継続的な成功に向けた大きな推進力となっています。
日本においても、2025年度は着実な成果を上げており、連結ベースの保険料収入は9,826億円、連結ベースの当期純利益は888億円となりました。経済価値ベースのソルベンシーマージン比率も214.7%と高水準を維持しました。これらの成果は、約9,000名の従業員の献身的な取組みと、信頼できるビジネスパートナーの皆さま、そして日本全国の420万人の個人やご家族、中小企業のお客さまからのご支援によって実現したものです。
今後も、アクサジャパンとして、お客さまの多様なニーズに応えるため、商品とサービスの改善に取組み続け、お客さま、ビジネスパートナー、従業員の満足度をさらに高め、選ばれる保険会社になることを目指します。
商品面では、生命保険の二大機能である「保障機能」と「長期資産形成機能」を両立させた『ユニット・リンク』シリーズを主力としており、アクサ生命は変額保険におけるパイオニアとして、個人および中小企業のお客さまに向けた商品ラインナップの改善と拡充に継続的に取り組んでいます。2026年4月には、同シリーズに新たな特約を追加し保障機能を一層強化することで、お客さまにより安心感のある資産形成サポートを実現いたしました。
また、2025年10月より、アクサ生命の営業社員によるアクサ損害保険の法人のお客さま向け「アクサダイレクト総合自動車保険」の取扱いを開始するなど、グループ会社間の連携を一層強化いたしました。
サービス面においても、「健康経営サポートパッケージ」を拡充し、現在では全国7万4000社以上の中小企業のお客さまの健康経営の実践を支援しています。2025年4月からは禁煙に関するサポートを、同年8月からは仕事と介護の両立支援をするサービスの提供を開始しました。私たちは、予防は保険の重要な要素の一つであると捉えており、健康経営の実践支援を通じて、従業員のウェルビーイングを促進することで中小企業のお客さまの成長に貢献し、日本経済を支える一助になると考えています。
また2025年には、データとAIを最大限に活用し、デジタル化・自動化への取組みを積極的に加速させました。これらの取組みは、デジタルを活用したお客様とのコンタクトの強化、保険金請求およびコールセンター業務プロセスの大幅な改善、そして全社的な業務効率と競争力の向上に戦略的に焦点を当てています。私たちは、テクノロジーが常にお客さまの体験価値を高め、従業員の生産性を向上させるべきであると考えています。これらの目標を達成し、組織の俊敏性を高めるため、IT組織と技術インフラの継続的な強化に努めています。
さらに、アクサは、本業で培った強みを活かし、「気候変動と環境」、「健康と病気予防」、「社会的不公正是正とインクルージョン」という3つの領域において、持続可能な社会の実現に向けた活動を展開しています。これらの活動の一部は、1991年に創業者クロード・ベベアールが創設したアクサのグローバルボランティアプログラム「AXA Hearts in Action」によって支えられています。2025年には、アクサジャパンの従業員の60%以上がボランティア活動に参加し、従業員一人ひとりの社会貢献への高い意欲がうかがえました。
「気候変動と環境」の領域では、2025年10月1日、札幌市中島公園エリアに高い環境性能を備えた複合ビル「ライラックスクエア」を開設し、アクサ生命の札幌本社や市内の営業拠点が移転しました。温室効果ガス排出削減への長期的なコミットメントの一環として、アクサジャパンは、2025年に電力(スコープ1および2)、社用車、出張に係る温室効果ガス排出量を2019年比で75%削減しました。これらの成果をもとに、今後も継続して取り組んでまいります。
「健康と病気予防」の領域では、「健康経営アクサ式」を通じて企業経営者の皆さまの健康経営を積極的に支援しています。「健康経営優良法人2026」では、アクサ生命がサポートした認定企業が、大規模法人部門と中小規模法人部門を合わせた全認定法人26,850社のうち6,578社にのぼりました。また、企業福利やライフマネジメント®のアドバイス、医療保険分野の商品、オンライン産業医サービスなどを通じ、地域社会の健康増進に貢献しています。
「社会的不公正是正とインクルージョン」の領域では、多様な背景を持つ従業員を継続的に採用・登用し、すべての人々が尊重され、受け入れられる社会を実現するための社会啓発にも注力しています。2006年から日本ブラインドサッカー協会を支援し、競技環境の整備や集客・認知向上活動の支援、大会へのボランティア派遣を行っています。また、2018年からは病気と闘う入院中の子どもたちを支える認定NPO法人シャイン・オン!キッズへの支援も行っています。2025年11月には、LGBTQ+関連の取組みを評価する「PRIDE指標」において、最高位の「ゴールド」評価を3年連続で獲得しました。
これらの活動は、アクサグループのパーパスと戦略に合致しており、社会貢献へのコミットメントを具現化し、持続可能な地域社会の実現に貢献すると確信しています。
アクサグループとアクサジャパンの現行の戦略計画「Unlock the Future」が最終年度を迎えるにあたり、私たちは、これまでの確かな成果を基盤として、お客さまと日本社会を支える保険パートナーとしての役割を一層強化するとともに、アクサジャパンの成長と変革の新たなフェーズへの準備を進めてまいります。
アクサジャパンは、すべてのステークホルダーの皆さまからのご支援と共に、「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というパーパスを体現してまいります。
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社
代表取締役 社長兼CEO
クリストフ・アヴネル