環境 Environment

環境を守るための
アクサグループの取組み

アクサグループは、2017年12月に開催された気候変動サミット「One Planet Summit」で石炭関連ビジネスへの投資を大幅に削減するとともに、再生可能エネルギーに投資を振り向ける計画を発表しました。アクサグループCEO トーマス・ブベルは、「このまま放置した場合に想定される平均気温が4度も上昇する世界では、保険の提供は不可能になる。世界規模の保険会社や投資家の役割が鍵を握る」と述べています。また、気候変動対策における主導的地位を維持するため、2019年11月に国連の持続可能な保険原則(UN PSI)との連携により開催されたAXA Climate Impact Dayにおいて公表した気候戦略のターゲットにコミットしています。 2024年に発表した新戦略計画「Unlock the Future」では、社会に対するコミットメントの更なる強化を主要な柱の1 つに掲げ、変革の推進および新たなリスクに対する保障の開発・提供に取り組んでいます。

アクサグループの気候変動対策へのコミットメント

50億ユーロ/年 毎年50億ユーロをトランジションサポートに投資 50%削減 2019年を基準に2030年までに一般勘定資産の温室効果ガス排出を50%削減 0%石炭 欧州とOECD諸国では2030年までに、その他の世界では2040年までに脱石炭 Net Zero 2030年までの事業から排出される温室効果ガス排出※1のネットゼロ化50億ユーロ/年 毎年50億ユーロをトランジションサポートに投資 50%削減 2019年を基準に2030年までに一般勘定資産の温室効果ガス排出を50%削減 0%石炭 欧州とOECD諸国では2030年までに、その他の世界では2040年までに脱石炭 Net Zero 2030年までの事業から排出される温室効果ガス排出※1のネットゼロ化
  • 12019年対比で、事業活動(電力Scope 1及び2、社用車、出張)から排出された温室効果ガスの排出量を50%削減し、残りの排出量をカーボンクレジットで相殺

環境を守るための日本における
アクサの戦略・取組み

アクサジャパンは、アクサグループのサステナビリティ戦略のコミットメントに基づき、気候変動対策の取組みを推進しています。2024 年 5 月から新戦略計画「AXA Japan 2026」を策定、「気候変動対策とサステナビリティ」を主要イニシアチブの 1 つとして掲げ、温室効果ガスの削減やネットゼロに向けたトランジションの推進を目指しています。機関投資家の立場からは、移行資金として年間 2 億ユーロの投資を行う目標を定め、サプライヤーの選定時には環境への配慮を評価項目に含めています。また、デジタル化による紙の削減、オフィスでの節電対策の継続など、気候変動対策を積極的に進めています。

投資家として、「ゼロカーボン北海道」を掲げる北海道や「環境首都SAPP‿RO」を掲げる札幌市の脱炭素や再生可能エネルギーへの移行に向けた政策と連携し、札幌市において世界基準の環境機能性を備えた複合ビル(ライラックスクエア)へのグリーン投資を推進しています。

二酸化炭素排出量を11,278トン(2019)から9,418トン(2022年) 1,860トン(-16.5%)の削減

さらに、2023年7月に高知県および高知市と、林の再生及び地域との交流を深めることを目的として「協働の森づくりパートナーズ協定」を締結しました。高知市鏡横矢にある約12ヘクタールの森林を「アクサの森」と名付け、協定を通じた資金拠出により、間伐などによる森林保護活動をサポートし、CO2吸収に貢献しています。

二酸化炭素排出量を11,278トン(2019)から9,418トン(2022年) 1,860トン(-16.5%)の削減

日本での主な気候変動アクション

オフィスでの節電対策の継続 従業員の環境意識向上や電力削減のため、社内で冬と夏に節電キャンペーンを実施。主要拠点のオフィスビルにて前年対比で電力使用量の削減率を競い合い、削減への行動を促進。 再生可能エネルギーへの移行 全国オフィスビルにおいて再生可能エネルギーへの切替を推進。白金本社はテナントとしてできる再生エネルギー化を100%達成し、LEDにも切替済み。 出張の最適化 オンラインツールを活用することにより、実際の出張とのバランスを取り、出張数の最適化を促進。 ハイブリッド車両への切替 全社用車のハイブリッド車(HV)への切替を2023年よりスタート。 ペーパーレスプログラムの実行 デジタル化による紙の削減、書類の電子化。 環境啓発活動 日常生活ですぐに活用できるサステナブルな取組みを紹介したオリジナルのハンドブックを作成し、e-bookとして社内外に展開。オフィスでの節電対策の継続 従業員の環境意識向上や電力削減のため、社内で冬と夏に節電キャンペーンを実施。主要拠点のオフィスビルにて前年対比で電力使用量の削減率を競い合い、削減への行動を促進。 再生可能エネルギーへの移行 全国オフィスビルにおいて再生可能エネルギーへの切替を推進。白金本社はテナントとしてできる再生エネルギー化を100%達成し、LEDにも切替済み。 出張の最適化 オンラインツールを活用することにより、実際の出張とのバランスを取り、出張数の最適化を促進。 ハイブリッド車両への切替 全社用車のハイブリッド車(HV)への切替を2023年よりスタート。 ペーパーレスプログラムの実行 デジタル化による紙の削減、書類の電子化。 環境啓発活動 日常生活ですぐに活用できるサステナブルな取組みを紹介したオリジナルのハンドブックを作成し、e-bookとして社内外に展開。
  • 2こちらからe-bookの内容をご確認いただけます。
  • アクサ・ホールディングス・ジャパンは東京都の「HTT取組推進宣言企業」に登録されています。また、節電やハンドブックなど環境への取組が高く評価され、「優良取組企業」として、2023年12月に東京都より表彰されました。
  • 2024年度、アクサジャパンはHTTの連携企業として、脱炭素化に向けた取組みがHTT特設サイト「あつまれそれぞれのHTT連携企業」にも掲載されています。

日本におけるグリーン投資

環境負荷を軽減するグリーンボンドや不動産への投資を加速

毎年50億ユーロをトランジションサポートに投資するというグループの方針に沿って、アクサ生命においても年間 2 億ユーロの目標を定め投資を進めています。投資対象は、グリーンボンド、環境に配慮した不動産、インフラストラクチャーや社会的課題の解決につながるビジネスを展開する企業を投資対象とするインパクトファンドなどで、幅広い資産に分散投資を行っています。

グリーン・インシュアランス・プロダクト

保険会社として、環境に配慮した保険商品(グリーン・インシュアランス・プロダクト)によるグリーンビジネスを推進しています。アクサでは、今後日本で普及が見込まれる、EV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド自動車)に対して、「EV割引」「EV充電設備補償特約」を導入し、電気自動車の普及を促進することで環境負荷低減に貢献しています。

「アクサ気候アカデミー」

気候変動や生物多様性に関する従業員のリテラシーを向上

気候変動に関するアクサグループのeラーニングプログラム「アクサ気候アカデミー」を従業員に受講させることで気候変動の基礎知識と生物やビジネスに与える影響の理解を促進し、気候戦略の遂行を加速。2023年12月末時点でアクサ・ホールディングス・ジャパンは従業員の受講率100%を達成しました。

“AXA Week for Good”

気候変動対策、生物多様性の保全に向け従業員の行動を促す取組み

AXA Week for Good は年に1度開催しているアクサグループのグローバルイベントです。アクサのパーパスのもと、地域社会や地球がより良い未来に向けて進化し続けるために私たちが個人やチーム、会社としてできることを、広い視野で考え、行動するきっかけとすることを目的としています。 全世界のグループ企業の従業員が参加し、気候変動対策や生物多様性の保全の重要性に対する理解を深め、ボランティア活動を通じて地域の課題を自分事として捉え、解決に向けた行動を促すイベントを開催しています。日本では、チャリティウォークを実施し、海洋保全に取り組む「一般社団法人タラオセアンジャパン」および森林保全に取り組む「認定NPO法人環境リレーションズ研究所」に寄付しました(2024年)