未経験からの転職も、順調なスタートを切れた
アクサ生命に入社するまでは、PRや広報といったキャリアを積み上げてきました。しかし、ビジネスに関わる数字にも興味がわき、日商簿記を学んでみたら、興味深いことに気づきました。本格的に数字に関わる仕事がしたいと考えて、アクサ生命に入社を決めました。職種でいえば、前職とはまったくの畑違いです。しかし、社内外のステークホルダーとコミュニケーションをとることや、自らアイデアを出して実践していくといったスキルには、当社で求められるポジションと共通する部分があったように思います。費用効率化に強い関心があったこともあり、ファイナンスの適性があると見ていただけたのかもしれません。
社内用語や仕事の進め方に慣れるまで半年ほどかかりましたが、チームの手厚いフォローで、未経験でも困ることはありませんでした。アクサは中途入社のメンバーも多いため、オンボーディングのサポートにみんなが慣れているというのも大きかった気がします。また、仕事の手順など担当ごとに裁量を与えられているため、自分なりに進めていけたのもよいところでした。わからないことは周囲に教えてもらいながら、自由に仕事のやり方を組み立てていきました。
適切なお金の遣い方がなされているかを、あらゆる角度でチェックする
今の仕事は主に二つ。ひとつめは、各部門が年間予算を策定するときのサポートです。お金の使い方が適切に計画されているかどうかをチェックし、ファイナンスの観点でレビューをしていきます。必要があれば、仕入先の相見積もりをとるように勧めたり、外部委託先のベンダーに費用の交渉をしたりすることも、少なくありません。
2つめは、部門ごとの購買活動を管理すること。実際に購買を行う部署とは異なる“第三者の目線”から、それが本当に必要な買い物なのか、単価やスペックは適切かといったレビューを行います。たとえば継続契約の内容を見直すことでコストを削減できることもあります。パリのアクサグループ本社とも情報をやりとりし、アクサグループ全体で行われる費用効率化アクションにも関与することもあります。
私たちが使っているお金は、もとはお客さまからお預かりしている保険料です。だからこそ無駄遣いをせず、正しく使うことが、最終的にお客さまへの貢献にもつながっていきます。もちろん、むやみに予算削減を押しつけることのないように、各部門のやりたいことや状況をしっかりとヒアリングしていく。そんな意識で仕事を進めた結果として、各部門の予算やパフォーマンスが向上しているのを見ると本当にうれしく思います。
お互いに支え合う、明るく親切なカルチャー
いまのチームは7名で、中国やインドなど国籍もさまざまです。テレワークも併用していますが、毎朝30分間のビデオ会議で日々の業務報告や雑談をする時間が、チームの良い空気をつくってくれています。仕事をしていても、一人で行き詰まってしまったときに上司やメンバーに共有すれば、一緒に考えて解決してくれるカルチャーがあります。それは部署の垣根を越えても、同じこと。直接やりとりをしたことのない方に「ファイナンシャルバリューアップのAといいますが、教えていただきたいことがあって……」と連絡しても、親切に応じてもらえることに感謝しています。
今は支出を適切に管理する業務に軸足を置いていますが、今後は収入を増やすインベストメントや営業戦略の理解も深めていきたいと思っています。また、せっかく各国に拠点があるグループなので、グローバルの視点でも購買戦略を学び、よりよいお金の流れをつくっていきたいですね。
